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金時鐘関連本3冊セット
♣︎すべて新品です
『猪飼野詩集』
金時鐘 著
岩波現代文庫
2013年発行、初版
朝鮮人の原初の姿が残る町の暮しを「見えない町」等の連作詩で語る代表作.書下ろしの自著解題を収録.
大阪市生野区猪飼野――1973年2月1日を期して,その町名が消えた朝鮮人集住地である.朝鮮人の原初の姿が風化せずに残る地域として知られる.猪飼野で暮らした記憶をたどりながら,その集落での生活を語る連作詩集.「詩こそ人間を描くものだ」という作者の思いが見事に表現された代表作.巻末に書下ろしの自著解題を収録.
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『なぜ書きつづけてきたか なぜ沈黙してきたか 済州島四・三事件の記憶と文学』
金石範 著 |金時鐘 著 |文京洙 著
2015年発行、初版
平凡社ライブラリー
済州島四・三事件を書き続けてきた小説家・金石範と、峰起に参加しながら50年にわたって沈黙を続けてきた詩人・金時鐘とが、初めて事件の真相とその意味を語り合う衝撃の対談。
一九四八年四月三日、済州島で、朝鮮の南北分断に反対する武装蜂起は、三万人以上が犠牲となるジェノサイドとなった。
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『金時鐘 ずれの存在論』
李珍景 著 / 影本剛 訳
共和国 / 菊変形判並製 / 504P
定価=6000円+悪税
日本語による現代詩の最高の担い手である金時鐘の詩作品一つひとつを綿密に分析した、稀有にして無二の詩論。金時鐘のダイナミックな生涯やエッセイに依拠してその詩を読みとくのではなく、ダイナミックな詩そのものから金時鐘の「存在」を導きだし、哲学思想を媒介にして、詩人の「生」に肉薄する。
「ずれ」とは、光が差す世界から闇へと入りこむ入口だ。拒絶の形態であれ裏切りの形態であれ、墜落の形態であれ沈没の形態であれ、ずれに巻きこまれそのずれを生きぬかねば、わたしたちは闇の世界へ入りこめない。存在の思惟は世界とその外、光と闇がずれる地点から始まる。もし存在論に「故郷」のようなものがあるならば、それは地理学的思考が指定するなんらかの場所ではなく、まさにこのずれであると言わねばならない。このような理由で合致と統一、集めることと調和のようなものを通して存在を思惟しようとする試みは、決して存在に到達できないであろうとわたしは信じる。
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